学習コラム

2023.10.27

英検®リニューアル: 新時代の英語学習への対応

前回の英検の記事に続いて第二弾です。

まずは前回のおさらにです。

近年、英検®は大学入学の際にその重要度を増しています。これは、多くの大学が英語力を重視し、英語の能力を正確に評価するための基準として英検®を採用しているからです。

英検®は、読解、リスニング、文法、そしてスピーキングといった多岐にわたるスキルを総合的に評価するため、受験生の実際の英語使用能力をしっかりと測定することができます。

続いて予定されているリニューアルについてです。

近年の英語学習のトレンドを踏まえ、英検®は試験内容の一部を刷新することを決定しました。特に、言語能力のバランスを重視し、状況に応じた思考や判断力を養うことを目指しています。

リーディングセクションでは、1級から準2級にかけての試験時間の調整が行われ、「語彙問題」及び「長文問題」の設問数が削減されます。ただし、3級の内容には変更はありません。

これにより、試験の効率性が向上し、受験者がより適切に時間を使って問題に取り組むことが可能となります。

ライティングセクションでは、各級で1題ずつ問題が追加され、合計で2題となります。

1級から2級では、従来の意見論述に加えて「要約問題」が新たに設けられ、準2級と3級では「Eメール問題」が追加されます。

これにより、書く力をより幅広く評価することが可能となり、日常生活やビジネスシーンで必要とされる実用的なスキルが測定されます。

リスニングセクションには現在のところ変更予定はありませんが、引き続き実用的な聞き取り能力が試されることになります。

スピーキング(二次試験)では、準1級のみがリニューアルされ、「受験者自身の意見を問う質問」に話題導入文が追加されます。

これにより、より具体的で理解しやすい質問が提供され、受験者が自分の意見をしっかりと表現する手助けとなります。他の級には変更はありません。

これらの変更は、英語学習者が総合的な言語能力を向上させるための一助となるでしょう。

英語能力を幅広く評価し、言語を使って考え、判断する力を養うことがこれからの英検®の目標だと思います。

私たち高校・大学受験塾ILma(イルマ)では、生徒の皆さんが英検に効果的に対策できるよう、全力でサポートしていきます!

いっしょに英検の勉強をしていきましょう!